Uncategorized

ケアレスミスをなくすための算数勉強法

todaikids

こんにちは。だいこんです。今日は、算数で「ケアレスミス」をなくすための方法についてお話しします。お子さんの勉強に少しでも役立てば嬉しいです。

ケアレスミスという言葉を使わない

結論から言うと、「ケアレスミス」という言葉を子どもとの会話の中で使わないことが大切です。ケアレスミスというものは存在しません。実際は、計算や問題を解く練習が不足しているだけなのです。

例えば、野球の練習で簡単なフライを取れなかった子どもに「ちょっとミスした、ケアレスミスだ」と言うでしょうか?言わないですよね。練習不足だと言います。算数も同じです。

間違いを等しく扱う

「ケアレスミス」と「間違い」に軽重を付けてはいけません。すべての間違いは同等に扱うべきです。「ケアレスミスだったね、次は丁寧に計算しようね」と親が言うと、子どもは「ケアレスだっただけだ」と無意識に言い訳をしてしまいます。言葉にはそういう魔力があります。

ただし、頑張って解いて最後の最後で計算を間違った子どもに「最後間違うと全部台無し。ケアレスミスなんてないんだから、ただの練習不足」と一刀両断してしまうのは間違いです。そんな言葉をかけられると、子どもはやる気をなくしてしまいます。私は「ケアレスミス」という言葉を使わず、ほかの間違いと同等に扱ってほしいとお伝えしているだけです。できたところまでは褒めてあげましょう。

ケアレスミスを防ぐテクニック

  1. 文字を大きく書く
    問題用紙の狭い余白に小さくひっ算を書くのは絶対にダメです。計算用紙にどの問題のひっ算なのかわかるように、問題番号を書いたうえで解きましょう。
  2. 早く解かない
    逆説的ですが、急いで計算しようとしないことが大切です。中学受験のレベルになると、ひっ算が早いだけではダメです。例えば、25×7×4を解くときに、いきなり25×7をひっ算で解くのではなく、25×4=100を先に出してから7をかける方が正確かつ早く解けます。
  3. 文章題では式を丁寧に書く
    式を丁寧に書くことで、どこまで理解できているかがわかります。中学受験の問題では、部分点をもらえることが多いので、式を書くことはメリットしかありません。さらに、式を書くことで「ここまではわかっている」と自分で確認しながら問題を解くことができるので、論理の積み上げができ、結果としてミスが少なくなります。
  4. 問題を俯瞰する
    「早く解かない」と似ていますが、計算問題を解く前に、問題を俯瞰して「この計算を先にすれば早く解ける」といった工夫をする力が大事です。例えば、1999×13のような問題では、ひっ算せずに(2000-1)×13と分解して計算することで、間違えるリスクが減ります。

まとめ

色々と書きましたが、要点は「ケアレスミス」という言葉を使わないことと、練習不足を認識し、上記のテクニックを意識しながら練習を積み重ねることです。お母さん、お父さんのサポートが、お子さんの成長に大きな影響を与えます。一緒に、勉強の習慣を身につけさせましょう。

ABOUT ME
だいこん
だいこん
東大卒息子
東京大学文学部言語文化学科言語学専修課程卒業。TOEIC 905点。都内で銀行員として働きながら教育事業にも取り組んでいます。きっかけは、母が突然「幼児教室を開業する」と言い出し瞬く間に教室を立ち上げたことでした。そのバイタリティに驚き感心すると同時に、教育事業や会社設立への興味が芽生えました。 このブログでは、僕自身の中学受験や東京大学進学の経験、銀行員としての仕事を通じて得た視点、さらに教育事業の現場で学んだことを元に教育や人生に関する考えを綴っています。オンラインで英語教育・金融リテラシー教育・中学受験サポートを行う 「Todai Bridge Academy(東大ブリッジアカデミー)」 の運営にも携わり、日本全国のお父さん・お母さんの参考になる情報を発信しています。
記事URLをコピーしました