子どもに「勉強しなさい」と言わずに済むためには?
こんにちは。だいこんです。今日は、お子さんに「勉強しなさい」と言わずに済むための方法について、私の経験を交えてお話ししたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
まず、結論から言うと『習慣』が大事です。勉強が「わかる」「理解できる」「新しい知識に触れる」ということが好きになると、それが自然と習慣につながります。小さい子どもが目標から逆算して勉強するのは難しいことです。そのため、小さい頃から勉強を生活の一部にすることが重要です。
私自身、2歳から公文を始めていました。席について勉強に取り組むということが、日常生活の一部になっていたのです。習慣化していないのに、突然子どもが大きくなってから「机について勉強しなさい」と言っても、嫌がるのは当然です。
私の経験から言えば、東大に合格したのも「東大に入りたいから勉強頑張ろう」という動機ではなく、「小さい頃から習慣として勉強していた。結果として東大を目指せるレベルに到達できたから、目指してみよう」というものでした。もちろん、逆算で目指した人もいるでしょう。例えば、ホリエモンは福岡の実家を出たいという目的があり、東大を目指したという話は有名です。ただ、私の東大生の友人たちを見ても、東大を目指したいから勉強を頑張ったという逆算の思考で勉強している人は少ないです。みんな、勉強は習慣であり、わかることや新しいことを学ぶことが好きだから勉強していただけなのです。
ここで、イチロー選手の名言を思い出します。「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」という言葉です。もちろん、イチロー選手も首位打者という目標を持っていたでしょうが、それよりも毎日の『習慣』にフォーカスすることが一番大事だったのです。
もし『合格』という目標への手段として『勉強』するのであれば、それは勉強の本質ではありません。『勉強する』ということ自体が目的化するような子どもでなければ、中学受験の突破は難しいです。「この中学校に通えば、お医者さんになるという将来の夢(目的)が達成できる!逆算して勉強しなきゃ!」なんていう逆算思考の小学6年生が中学受験をする子どもたちの大半を占めるわけがありません。みんな、「わかる」「できる」ということが根本的に好きなだけなのです。
結局、幼児教育がなぜ大事かという点は9割方『習慣』を形作ることにあります。お子さんが小さい頃から勉強を楽しむ習慣をつけることで、「勉強しなさい」と言わずに済むようになります。
お母さん、お父さんのサポートが、お子さんの将来に大きな影響を与えることを信じています。一緒に、お子さんの「勉強が好き」という気持ちを育てていきましょう。